アルミ溶接

国際ウェルディングショー2022に行ってきた(パナソニック編)

国際ウェルディングショー2022に行ってきた(パナソニック編)

ものづくりだより388号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

続きましてパナソニックコネクトさん
事業部制から2022年独立子会社に変更されました。
結構コロコロ変わりますね。経営者の感覚一つで功績を
残したいのか
消費者としてはあまり良い印象が持てないですね。

そんなパナソニックですが新機種を販売します。
デジタルリモコン付きの半自動溶接が登場しました。
こちらは参考出品ではなく販売するみたいです。

機種名はYD-400NE1 です。
使いやすさを追求した半自動溶接機で周辺機器とリンクすることで
ネットワーク化ができるという事です。より進化してネットワークに
繋ぎやすくしたといったところでしょうか。

今回の1番の目玉商品はアクティブ半自動溶接機です。
下に紹介文を載せていますので一読ください。
この溶接機は供給ワイヤーを出したり引いたり
出来る機構を搭載しています。このことによりスパッタが
減少することが実演ではっきりとわかります。

しかし供給ワイヤーの正転逆転を電流値とリンクしながら
制御する技術が非常に難しいと言われています。

実はこの装置には溶接トーチケーブルの長さが1Mとめっちゃ
短いのが欠点です。溶接機の中にアクティブ制御機構が内蔵され
これ以上伸ばせないとの事です。しかし通常の半自動トーチで
実現できたのはすごい事です。

この分野ではすでに弊社でも採用しているフロニウスCMT溶接機の
存在があります。よって特許等に抵触しないように装置を完成していくのは
大変なことと思います。パナソニックは得意ですよね。昔から‥
でもチャレンジすることは素晴らしいと思いますので
ぜひ製品化して欲しいです。

参考出品との事で製品化はまだまだ先になるのでしょうが
テクノロジーが進化することは良いことです。

 

 

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