気密溶接のやり方

おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

気密溶接のやり方

 

今日はMAG溶接で気密溶接を行うちょっとした
コツをご案内します。

こちらの製品は以前製作した製缶品のリピート品になります。
材料はSS20mm及びSPHC 6mm でして容器の内部に
潤滑剤が入ってきますので気密性が要求されています。

工法

・MAG溶接

パラメーター

電源装置:Panasonic YD-350GZ4
溶接電流: 155A
パルス電流: NA
パルス周波数: NA
パルス幅: NA

交流周波数:Na
溶接ワイヤー:DD50A 1.0mm
電極: NA
シールドガス : Ar+Co2 混合ガス
バックバス : NA
予熱 : NA
直後熱:NA
開先角度 NA

まとめ


漏れが厳禁な容器なので本来ならTIG溶接で気密性を
上げたいとこですが、円周4000mm弱あるので溶接による歪みが
考えられます。

変形は避けたいのと溶接時間を少なくしたいのでMAG溶接を
選択しました。しかしMAG溶接はスタート時の溶け込みが浅いため
PTで欠陥が発見されるケースが多いです。

ですのでアークを始めるところの何箇所かを最初に決めて
その箇所をあらかじめTIG溶接で隅肉溶接をしときます。
溶接長は50mmぐらいでいいと思います。

あとはMAGでひたすら隅肉溶接を行うだけでTIG溶接のところに
到達すればアークを切り再度溶接を始めれば、ほぼ漏れないなずです。

加工後、浸透探傷試験材料にて貫通試験を行いました。
2〜3箇所欠陥がありましたがTIG溶接にて補修を行えば
漏れは完璧に止まります。

以上、MAG溶接にて気密溶接の仕方のご紹介でした。

 

 

 

 

参考

大同特殊鋼さんのサイト

 

気密溶接のやり方

浸透探傷検査後欠陥が見つかりTIG溶接にて補修した箇所

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。