アルミ溶接

アルミ板気密溶接の注意事項

おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

アルミ板気密溶接の注意事項

 

全長450mm 幅260mm 板厚12mmの板ですが
機械加工時の捨て穴を気密溶接にて密閉処理を
行いました。

このての作業は結構依頼を受けます。
見たところ簡単なようですが、案外やっかいな物で
技術も必要です。

要領は次の通りです。

1 栓をする箇所に同径のプラグをします。
2 円周を開先を取ります。
3 溶接を始めます。が、低い電流で施工するのが
コツなので、予熱を150℃まで行います。
4 ここで溶接を一気にします。
5 サンダー仕上げにてビートカットします。
6 PTにて欠陥を探します。
7 写真のように1カ所はピンホールが有り再作業です。
8 リューターに超硬の刃物のをつけて、思い切って
ピンホール及び欠陥の周辺をはつります。
9 補修溶接後、再度PTにて欠陥を判定します。
10 ゴタゴタしたときは数回やってもピンホールが取れないときもありますが
思い切って周辺も削ることが肝要です。

以上で気密溶接は完了しましたが、アルミの円周溶接は
かなり技量が必要となります。

参考
軽金属溶接協会さんのサイトから

http://www.jlwa.or.jp/faq/50.html

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マニホールドの製作及び漏れ試験方法

 

 

アルミ板気密溶接の注意事項

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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