溶接管理技術者経営ブログ

【外注の落とし穴】アルミ溶接が不安定な理由と、JIS有資格者による品質保証の重要性

【外注の落とし穴】アルミ溶接が不安定な理由と、JIS有資格者による品質保証の重要性

ものづくりだより453号(技術情報)
おはようございます。溶接管理技術者1級の上村昌也です。

「アルミ溶接を外注したら、歪みや欠陥がひどくて困った」
「JIS有資格者による施工が条件だが、対応できる会社が見つからない」
このようなご相談が増えています。

今回は、当社が継続して取得しているJIS Z 3811 アルミ溶接技能評価試験(更新)合格の実績をもとに、
品質トラブルの背景と、有資格者による確実な施工の重要性を「課題解決型」で整理してご紹介します。


よくある課題|アルミ溶接の品質が安定しない理由

アルミ溶接では、下記のような品質トラブルが頻発します。

  • ブローホール(気泡): 強度低下や漏れの原因に。
  • 歪み・溶け落ち: 熱伝導率が高く、母材変形が起きやすい。
  • 融合不良: 酸化皮膜を除去しきれず、接合不良が発生。

これらの問題は、「経験頼み」では防げません。
資格に裏付けられた技術と手順の管理が必要です。


原因|なぜ一般的な外注先では対応が難しいのか

アルミ溶接には、以下のような専門性が求められます。

  • 材料特性に応じた電流・開先・ガス管理
  • 作業者による感覚的なばらつきの抑制
  • 高度な熱歪みコントロール

これらはJISやWESといった客観的基準に沿った施工を行うことで、初めて安定的な品質が得られます。


解決策|JIS Z 3811資格で技術力を「見える化」

① JIS Z 3811 アルミ溶接技能評価試験とは

日本溶接協会が実施する公式技能試験です。
外観・寸法・曲げ試験など複数の審査項目があり、合格には高度な技術が求められます。
この資格は3年ごとの更新が義務づけられており、常に最新の技術力が維持されます。

② 上村製作所の合格実績

当社では、JIS Z 3811アルミ溶接技能評価試験の定期更新を継続しています。
実務で培った技術に加え、試験を通じて得た最新知識を現場に反映し、
より高品質・高信頼なアルミ溶接をご提供できるよう努めています。

③ 資格者による施工のメリット

品質ばらつきの抑制
重要保安部品への対応
最新技術を反映した工法提案
といった形で、発注者様への安心・安全につながります。


JISアルミ溶接技能評価試験の合格証明書と試験片


JIS Z 3811アルミ溶接技能評価試験(更新)に合格。3年ごとの更新を通じて技術を維持・証明しています。


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よくある質問(FAQ)

Q1. 溶接作業者は全員が資格保有者ですか?

はい。重要な溶接工程を担当する者は、JIS Z 3811やWESの資格を保有しています。

Q2. 資格証明書の提出は可能ですか?

はい。JIS資格の写しや材料ミルシート等、必要に応じて提出可能です。

Q3. 試作1個からでも相談できますか?

もちろんです。試作時から品質と歪みを考慮した工法提案が可能です。

「他社では断られた」「難しいとされている」――
そんな案件ほど、ぜひ当社にお任せください。
現場の課題を一緒に解決していきましょう。


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