【実録】スーパースポーツにGIVIボックス搭載!積載量UPで旅が変わる
ものづくりだより213号おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
【初めに】 この記事では、YAMAHA YZF-R6にGIVI MONOKEY CASE V56を取り付け、ツーリング時の 積載量を大幅に向上させたカスタム事例をご紹介します。スーパースポーツバイクに大型ケースを 取り付けるのは珍しいかもしれませんが、積載量の問題でツーリングを諦めていたライダーにとって、 新たな可能性を切り開く挑戦です。タンデムシート上にブラケットを自作することで、重心の偏りを 最小限に抑え、走行安定性を確保しています。
* 【製作工程】 では、R6のリアフレームにモノキーベース(M7ベース)を固定するためのブラケットを設計・製作 しました。リアフレームがマグネシウムダイキャスト製であるため、強度と安全性を考慮し、ブリッジ 構造を採用して応力を分散させる工夫を凝らしています。取り付けはM6ボルトで確実に行い、走行中の 緩みを防ぎます。
* 【走行テスト】 では、実際にキャンプ道具をGIVIボックスに積み込み、東北地方を3000km走破しました。その結果、 積載・積み下ろし時間の短縮はもちろん、重量物がしっかりと固定されることで走行安定性が向上し、 長距離ツーリングの疲労を大幅に軽減できることが証明されました。
*【今後の展望】として、ブラケットの軽量化を目指し、チタン製での製作を検討しています。これによ り、さらなる走行性能の向上と、スタイリッシュな外観の両立を目指します。この記事が、スーパー スポーツでのツーリングをより快適に、そして安全に楽しみたいと考えている読者の皆様にとって、 参考になれば幸いです。
【追記】 GIVIでは最大容量の56Lケースで最大積載量が10Kgとなっていますが トータル20Kg弱のキャンプ道具を詰め込み東北を周遊、3000Km走破し 安全性を確認してきました。やはりGIVIは便利が良く積み降ろし時間が 短縮できたのと、重量物がしっかり固定できているので、安定性がよく 走りやすく大変良かったそうです。 何よりもこのGIVIケースを一度使うと、リアーにくくりつける シートバックには戻れないほど、便利がいいそうです。 今回はテストを兼ねてSUS304でブラケットを製作しましたが 軽量化を図る意味でもチタン製が良いと思いますので近日中に製作の予定です。 10.10.2018 更新 ブラケット材料をSUS304から変更。TP340純チタン2種にて製作し 高速走行及び一般道にて繰り返し試験を実施、強度等、各パーツに 異常が無い事を確認できました。 09.25.2019更新 カバー及びブラケットを強化しまして剛性をあげました。 北海道ツーリング編で紹介しています。 株式会社上村製作所 [電話番号]075-982-2931 [お問い合わせはこちら]お問合せページへのリンク [ホームページURL]https://www.kamimura.co.jpYAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット
YAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット フェリーに乗船中
YAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット GIVI V56 大間崎
YAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット GIVI V56
YAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット GIVI V56
YAMAHA YZF-R6 ボックスブラケット GIVI V56
TP340T=2.0Yamaha-04 チタンブラケットに変更 徳島祖谷渓にて(ひの字渓谷)
TP340T=2.0Yamaha-05 チタンブラケット採用
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