溶接管理技術者経営ブログ

京都銀行新春経済講演会2021ライブ配信だった

京都銀行新春経済講演会2021ライブ配信だった

ものづくりだより315号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

例年ですと都メッセで開催されるのですが、コロナウィルス感染防止のため
ライブ配信となりました。この判断は正しかったと考えています。

講演会は京都銀行土井頭取の開演挨拶に始まり

『2021年 日本経済の展望』

と題しまして東京大学名誉教授の伊藤元重氏の講演会の2本立てでしたが
結果として集中できて受講できたので良かったと思います。
ただ臨場感はなかったのが残念ですが・・


講演内容は前半が厳しいお話で、後半は良いお話という流れで

いつものようにテンポ良く進められました。


まずは

リーマンショック以降続いているトレンドが一気に加速すると
話されました。それとキーワードはFとGです。
・DXの加速
・デフレの逆戻り
・実体経済とかけ離れた高すぎる株価
・保護主義の広がり

以上を説明されましたが、私が気になるのは
『DXの加速』DXは自社にどのように対応していくか
について常に考える必要があります。人での足らないところほど
活用の意義があります。

 

『実体経済とかけ離れた高すぎる株価』
お金をジャブキャブ刷っているので株価が上がらない
ことはないと、経済学の先生はいっていましたが
超低金利でお金の向かう方向は株式なんですね。


前半の厳しい話とは

・大恐慌以来の実体経済の落ち込みであり、これはコロナが終われば終わるのか
それとも長期の不況がはじまる序章にすぎないのか・・


これって、本当に不況の入り口に過ぎないのか、それともコロナが終焉すれば

景気が回復し始めるのか、結論はもう少し先になりますね。
ワクチンの効用があるのかも、実際に使い始めないと解らないのでは
ないかと思ってます。新種のウィルスも出てますしね。


・長引くコロナによる消費や投資が抑えられる要因となる

日本経済が20年長期的停滞をしていることや、潜在成長率が
低い(生産性が低い)ことを指摘されています。


日本企業は利益を貯蓄ばかりして誰も投資をしないといっておられ

日本企業の貯蓄率はGDP550兆円の5%=27兆円もあるそうですよ。
これをなんとか投資に使えば景気が回復するのではないかと
マクロ経済のポイントを話されました。


後半の良い話とは

・金融危機になっていないので、コロナが終われば景気が早期に
回復する
可能性があること

・オンラインとオフラインの融合
IOTやAIを使い
①価格競争からの脱却
②顧客の課題解決

上記について中小企業でもできるDXは

自分たちが今悩んでいる経営上の課題を
デジタルで解決すること

が、DXを使うポイントで、
デジタルを使って何をするかを

考えることとはちがうと
おっしゃっていました。

 

結論
今回コロナ禍の影響でオンライン開催になりましたが
集中して受講できたのが儲けものでした。

私はセミナーなどは収穫が1つか2つあれば良いと
思っていますので今回の収穫は

・自分たちが今悩んでいる経営上の課題を
デジタルで解決すること

これが最大の収穫でした。

 

来年はリアルでの開催ができれば良いですね。

参考
京都銀行さんのホームページ
https://www.kyotobank.co.jp/

 

関連記事 京都銀行新春経済講演会2020

kyotobank-2021live

 

 

 

 

 

 

 

Copyright© 2021 Kamimura corporation All rights Reserved
著作権は株式会社上村製作所 上村昌也に帰属。無断転載禁止

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP