WordPress設定が保存できない原因と対処法|さくらレンタルサーバーWAF誤検知をログで特定した事例
ものづくりだより520号
おはようございます。京都の溶接管理技術者、上村昌也です。
今回は、当社Webサイト(WordPress)で実際に発生した「管理画面の設定が保存できない」トラブルについて、ログで原因を確定し、安全に復旧した手順を記録としてまとめます。
結論:原因は、さくらレンタルサーバーのWAF(Webアプリケーションファイアウォール)が誤検知して保存処理をBlock(拒否)していたことでした。
復旧は、WAF一時停止→反映待ち(10〜15分)→保存→WAF再有効化で完了しました。
1. 症状:保存しても反映されない/「保存できませんでした」と出る
WordPressの管理画面で、テーマ(例:TCDなど)や各種設定を変更し、保存ボタンを押したところ、「データを保存することができませんでした」等の表示が出て反映されない症状が発生しました。
この時点で、プラグイン停止やテーマ変更を闇雲に行うと、原因が見えなくなりがちです。
まず確認すべきは、サーバー側で“拒否(Block)”が起きていないかです。保存操作自体がサーバーで遮断されていれば、WordPress側の設定や操作だけでは解決しません。
2. 原因究明:WAF検出ログで「Block(拒否)」を確認して確定
当社では、さくらレンタルサーバーの管理画面で確認できるWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の検出ログを調査しました。
ポイントは「保存を押した時刻」と「ログの時刻」を合わせて追うことです。
すると、保存操作を行ったまさにそのタイミングで、該当リクエストがBlock(拒否)されている記録が見つかりました。
この時点で、原因は「WordPressやテーマの故障」ではなく、WAFが設定データ送信を攻撃と誤認して遮断していることだと判断できます。
※原因が確定しないままWAFを切るのは推奨しません。まずログで「Blockが出ているか」を確認して、対処の根拠を取るのが安全です。
3. 解決策:WAF一時停止→反映待ち→保存→再有効化(4ステップ)
原因がWAF誤検知だと確定したら、対処は次の通りです。重要なのは反映タイムラグを見込むことです。
- 手順①:さくらレンタルサーバー側で、WAF設定を一時的に「利用しない」に変更
- 手順②:10〜15分待つ(設定変更の反映待ち)
- 手順③:WordPress管理画面に戻り、再度「保存」を実行
- 手順④:保存できたことを確認後、即座にWAFを「利用する」に戻す
当社では、この流れで問題なく保存できる状態に復旧しました。
WAF停止中は防御が弱くなるため、作業は短時間で完了させ、必ず元に戻してください(ここが前提条件です)。
4. 補足:恒久対策は「サポートにログを添えて相談」が基本
恒久対策としては、サーバー会社サポートに対して、誤検知の発生条件(時刻・操作内容・WAFログ)を提示し、調整可否を確認するのが基本です。
ただし契約プランやWAF仕様により対応範囲は異なるため、実務上はまず原因確定→短時間の安全回避→原状回復が現実的な着地になるケースもあります。
今回の結論(最重要ポイント)
- 保存エラーの原因は、WordPress側ではなくWAFの誤検知だった
- WAF検出ログでBlockを確認してから対処したため、無駄打ちがなかった
- WAF停止後の10〜15分の反映待ちが効いた
- 作業後は必ずWAFを再有効化してセキュリティを戻す
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よくある質問(FAQ)
Q1. WAFを「利用しない」にして大丈夫ですか?
推奨は「最短時間だけ」です。原因がWAF誤検知だとログで確認できた場合に限り、作業中のみ停止し、完了後は必ず有効化してください。
Q2. なぜ10〜15分待つ必要があるのですか?
サーバー設定は即時反映ではなく、内部反映にタイムラグが出ることがあります。反映待ちを工程として入れるのが安全です。
Q3. テーマがTCDでなくても同じことは起きますか?
起きます。テーマやプラグイン、エディタ等が送信するデータ量や文字列の条件により、WAFが誤検知するケースがあります。
Q4. ログを見ずにプラグイン停止やテーマ変更をしてもいいですか?
おすすめしません。影響範囲が広く、原因が特定できないまま作業が増えます。まずは「WAFログでBlockが出ていないか」を確認するのが近道です。
Q5. 個別の環境を見て診断してもらえますか?
申し訳ありませんが、本件は当社の業務範囲外のため、個別環境の診断・復旧代行、サーバー設定変更のサポートは行っておりません。
ご契約中のサーバー会社サポート、または制作会社・保守会社へご相談ください。
免責事項・対応範囲について
本記事は、当社Webサイト(さくらレンタルサーバー/WordPress)における事例の記録です。サーバー契約内容・WAF仕様・WordPress構成(テーマ/プラグイン)により挙動は異なる場合があります。
同様の症状が必ず解決することを保証するものではありません。
当社では、個別環境の診断・復旧作業の代行、サーバー設定変更のサポートは行っておりません。個別の対応が必要な場合は、ご契約中のサーバー会社サポート、または制作会社・保守会社へご相談ください。
WAFを無効化する作業はセキュリティリスクを伴います。実施する場合は自己責任のもと、短時間で行い、作業完了後は必ずWAFを再有効化してください。
現場のトラブル対応は、結局「原因の切り分け」がすべてです。
上村製作所は、溶接・板金でも同じ姿勢で、条件整理から一緒に進めます。
「この材質は溶接できる?」「歪みを抑えたい」「気密や漏れが不安」など、まずは状況をお聞かせください。
※本記事の内容(WordPress/WAF等)の個別診断・復旧代行は対応しておりません。
※図面・写真があると話が早いです
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