【次世代自動車のキーテクノロジー】ホットスタンプ工法で実現する高強度・軽量化
ものづくりだより393号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
続きまして東7ホールでの展示品です。ホンダeのフレーク構造が展示されていました。
この構造は、アルミではなく高張力鋼板(ハイテン鋼)やホットスタンプ材を多用したものです。
鋼板の比重は7.8、アルミニウムは2.8であり、アルミニウムに比べて約35%増となります。
この不利な状況を打破できるのが、ハイテン鋼やホットスタンプ材です。通常の鋼板は質量が重いため、
薄くすれば軽量化できますが、強度が得られません。 一方、ハイテン鋼は引張強度が1500Mpa級と
非常に高く、一般的に用いられている冷間圧延材の300Mpa前後と比較すると、その強さは一目瞭然で
す。
しかし、ハイテン鋼は硬いが故に整形性が悪いという欠点があります。 自動車の構造は複雑で単純な
曲げ構造はなく、プレス曲げ精度も求められます。
そこで、ハイテン鋼の弱点をカバーするのがホットスタンプ工法です。 鋼板を900℃まで熱し、
熱間プレス成形し、プレスの金型を接触させながら冷却することにより、1500Mpa級の強度を
保ちながら精度保持が可能となります。
ジーテクトさんが動画を流されています。是非ご覧ください。
https://www.g-tekt.jp/tecnology/lightweight.html
すごい技術ですね。やはりこう言った技術は日本が優れているのです。
HONDA-e フロント周りの骨格
EV車体のハイテン鋼の使用しているところを説明してます。
より詳しく
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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