溶接管理技術者経営ブログ

“できない”を“できる”に変える!アルミ板金加工・形状変更で叶えた現場の底力

“できない”を“できる”に変える!アルミ板金加工・形状変更で叶えた現場の底力

ものづくりだより501号

はじめに

おはようございます。京都の溶接管理技術者 上村昌也です。

今回は、あるお客様からのご依頼でアルミ板金加工品を形にした事例をご紹介します。

当初は「現状の図面のままでは製作が難しい」とお伝えしましたが、
形状変更のご提案により無事に量産まで実現しました。

モノづくりの現場で大切なのは「できない」で終わらず、
どうすればできるかを一緒に考える姿勢です。
この記事が、同じようにお困りの方のヒントになれば幸いです。

ご相談内容

今回のご依頼は、外観品質と構造強度の両立が求められるアルミ板金加工品でした。

いただいた図面を確認すると、板厚や曲げ形状が複雑で、
当社の既存設備では溶接後の熱歪みを抑えることが非常に難しい仕様でした。

なぜ一度は「難しい」とお伝えしたのか

無理にお引き受けして納期遅れや品質低下を招くよりも、
正直に「難しい」とお伝えするのが誠実だと考えました。

その上で、どの部分に課題があるのかを具体的に説明し、
お客様にも現実的な課題を共有しました。

試作だけでも挑戦した理由

お客様とは長年のお付き合いがあり、
「どうしても形にしてほしい」という強いご期待を感じました。

当社としても技術的な挑戦として価値が高い案件でしたので、
まずは試作からでも取り組ませてくださいとお伝えし、着手を決めました。

試作で分かった課題と形状変更の提案

なぜ形状変更が必要だったのか

試作を進める中で、曲げ部分と溶接部分に予想以上の熱歪みが発生し、
初期設計のままでは目標品質を保つのが困難でした。

形状変更をどのように進めたか

板厚を一部変更し、補強を追加する形状変更案を新たにご提案しました。

試作データをもとにした具体的な説明を行い、
お客様に納得いただいた上で形状を確定しました。

形状変更がスムーズに受け入れられた理由

ただ「形を変えましょう」と言うだけでは不安にさせてしまいます。

どの部分をどう変えるとどんなメリットがあり、
外観や性能にどのような影響があるかを可視化してお伝えすることで、
お客様にも安心してご判断いただけました。

量産とお客様の評価

形状変更後は治具を見直し、作業工程を最適化。
非破壊検査を含めた品質チェックも強化し、安定した量産が実現できました。

納品後には「想像以上の仕上がりで満足しています」と
大変ありがたいお言葉を頂戴しました。

まとめ|「できない」を「できる」に変える現場力

今回の事例から学んだのは、
形状を見直す・治具を工夫する・工程を再設計するという柔軟な発想が、
難しい課題を解決するカギだということです。

板金加工や溶接は一筋縄ではいかない案件も多いですが、
お客様と一緒に考え、一緒に形にすることで必ず答えが見つかります。

お困りの方はお気軽にご相談ください

当社では、今回のように図面の形状変更・技術提案を含めた対応を得意としています。

「図面通りに進めるのは難しいかも」と感じられた際も、
ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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