ものづくりだより1号
おはようございます。
溶接管理技術者の上村昌也です。
大阪生まれの大阪育ちの山崎豊子さん原作『暖簾』読みました。
親子二代にわたる大阪商人の気概を描いた小説です。
物語は主人公の吾平が15歳の時に故郷の淡路島から大阪に出てきた
ところから始まります。
淡路島出の者を世話する口入屋をあてにして来たが移転して判らなく
なって途方に暮れているところに年寄りに声をかかられたのが、
大阪で丁稚奉公する昆布や『浪花屋』の旦那であった。
厳しい丁稚時代を辛抱し7年後丁稚から手代になり呼び名も吾吉から
吾七と呼ばれるようになります。2年後には番頭になり番頭名の吾助
へと変わります。
27歳の春には暖簾分けを許され店を出します。さらに物語は
続いて行きます。
この小説で良くわかるのは大阪商人が心がけていることは
『算用』『始末』『才覚』
です。実際、山崎豊子さんも実家は老舗の昆布屋の長女だそうです。
だから商売人の心得がよく理解されているとだと思います。
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