【2026年新年のご挨拶】板金技術と溶接工学が融合する。製造設備を持つ技術コンサルタント
ものづくりだより 第523号|2026年1月1日
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
本年も皆さまのご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
2026年も、京都府八幡市より「ものづくり」の熱い想いをお届けいたします。

▲新たな年明けを象徴する富士山と初日の出。上村製作所の新たな挑戦への決意を込めました。
板金技術と溶接工学が融合する。
製造設備を持つ技術コンサルタントへ
製造業を取り巻く環境が刻一刻と変化する中、私たち上村製作所は2026年、一つの大きなテーマを掲げます。
それは、板金技術と溶接工学が融合する、製造設備を持つ技術コンサルタントとしての役割を全うすることです。
「図面通りの加工」だけではありません
これまでの板金・溶接加工は「渡された図面をいかに正確に形にするか」が主眼でした。
もちろん、高い技術力による高精度な加工は私たちの誇りであり、今後も変わらぬ基盤です。
しかし、これからの時代に求められるのは、「作る前の段階」からの課題解決です。
- この形状だとコストが割高になるが、溶接方法を変えればコストダウンが可能
- 材質を変更することで、強度を保ちつつ軽量化できる
- 試作段階でのVE/VA提案により、量産時のトラブルを未然に防ぐ
このように、自社工場という「製造機能」と、溶接管理技術者としての「工学的知見」を併せ持つ私たちだからこそできる、リアリティのある技術コンサルティングをご提供します。
Webと共に歩んだ四半世紀の知見を、お客様の力に
当社のWebサイトは1999年の開設以来、長きにわたり情報発信を続けてまいりました。
Webを通じて寄せられる多種多様なご相談の一つひとつが、私たちの技術の引き出しを増やし、対応力を磨いてくれました。
デジタル技術(情報発信・解析)と、アナログな職人技(溶接・仕上げ)。
この融合こそが、上村製作所の真の強みです。
2026年も、皆様の「困った」を「良かった」に変えるため、私自身の手で、真摯に技術研鑽に努めてまいります。
本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
本年も「ものづくりだより」をどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社上村製作所
代表取締役社長 上村 昌也
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