【SUVマフラー修理ならお任せ!溶接技術でフランジ欠損を高品質修復】
ものづくりだより436号
【はじめに】
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。
今回は、メルカリで購入されたSUVのマフラー修理のご依頼を通じて、当社の溶接技術と対応力をご紹介いたします。
「お盆休みまでに修理を終えてほしい」というご要望に対して、材料の特性を見極めたうえで、適切な溶接方法を選択。短納期にも対応しつつ、高品質な仕上がりを実現できました。
【ご依頼の内容】
知人から「メルカリで購入したSUVのマフラーを修理してほしい」とご連絡がありました。現物を確認したところ、取り付け部のフランジが欠損しており、このままでは使用できない状態でした。
依頼主様はその点を承知の上で格安購入され、「お盆休みには間に合わせたい」とのこと。時間的にもタイトでしたが、当社で対応させていただくことになりました。
*欠損したフランジ部。破損状況がよくわかります。
【フランジの状態と素材の確認】
フランジは磁性を持たないステンレス製。交換もご提案しましたが、「全長を変えたくない」というご希望から、部分的な補修に決定しました。
欠損していたのはフランジの先端部で、本来であれば破損しにくい箇所です。よく観察すると、鋳物によるステンレス製でした。鋳物のほうが耐熱性が高いのでしょうか。このような材質は溶接が難しい場合もありますが、当社では問題なく対応可能です。
【溶接方法と補強処理】
修理方法としては、ステンレスプレートで欠損部分を継ぎ足し、TIG溶接にて接合しました。使用した溶加棒は、耐熱鋼用の高純度ニッケル棒。さらに、開先加工を施して確実に溶接を行っています。
加えて、他の箇所にも劣化が見られたため、割れが生じにくいよう肉盛り溶接による補強処理も行いました。これにより、今後も安心してご使用いただける状態になっています。
*ステンレスプレートで継ぎ足し、TIG溶接を行います
フランジ部分を整形します。
【修理後の状態とお客様の反応】
完成後、依頼主様に確認していただいたところ「希望どおりの納期で、高品質な仕上がりだった」と大変ご満足いただけました。
お盆の行楽シーズンに間に合い、私自身もホッといたしました。
TIG溶接でガッツリつけました
仕上げたフランジ部分
ちゃんと溶接ができています
他のヤバそーなところも補強しました
【まとめ】
今回の案件では、ステンレス鋳物という特殊な材質への溶接、さらに短納期でのご対応という難しい条件が揃っていましたが、上村製作所の持つ技術と経験で、無事に解決することができました。
*中古で買ったパーツだけど取り付けられない
*短納期でなんとかしたい
*他社で断られた溶接をお願いしたい
そんなお困りごとがありましたら、ぜひ一度、上村製作所へご相談ください。柔軟な対応と、確かな技術でお応えします。
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