アルミ製容器蓋
A5052 TIG溶接にて接合しました。
ワークサイズはOD:1300 高さ20mmです
レーザにて半円形に加工後折り返し部分高さ20mmを
内面より全周溶接を実施、気密性を保っています。
ひずみがかなり出るので製品全体をバッキングし溶接変形を
抑えています。それでも変形は出ますので、ハンマーと当て板で
こっこつをハンマーリングでひずみを除去しました。
補強及び蝶番はスポット溶接にて接合しました。
手順は次の通りです。
①アルミ材をレーザ切断。
②フランジ部分の板をロール巻き。
③歪防止の治具にて材料を拘束。
④余熱200℃。
⑤全周溶接を実施
⑥ひずみを除去。
⑦スポット溶接
溶接歪も想定していたよりも少なく製作できました。
溶接条件
溶接機 Panasonic YC-300BP4
交流電流 150A
交流周波数 400Hz
シールドガス Ar+He
タングステン 純タングステン 2.4mm
溶加棒 1.6mm,2.4mm
A5052-OD1300-02