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【信頼の技術で応える】アルミフレームの精密溶接加工事例
 

「こんなアルミフレーム、どこに頼めばいいんだ…」

お客様も、もしかしたらそんな風にお悩みかもしれませんね。特に薄い材料での溶接は、変形との戦いです。しかし、ご安心ください。私たちには、長年の経験と確かな技術があります。今回は、私たちが実際に手掛けた「薄物アルミフレーム」の製作事例を通して、私たちの技術力と、お客様の課題を解決するプロセスをご紹介します。

【なぜ難しい?】薄物アルミ溶接の壁を乗り越える

今回製作したのは、A6063という材料を使ったアルミフレームです。特に注目していただきたいのは、そのサイズと板厚。角パイプは30mm角で、なんと厚みはたったのT=1.5mm。ワークサイズもW=550mm、D=480mm、H=450mmと比較的コンパクトで、厚み20mmとかなり薄い箇所もあります。

この「薄さ」が、溶接においては大きな課題となります。熱による歪み(変形)が発生しやすく、美しい仕上がりを保つのが非常に難しいんです。しかし、私たちはこの難題に対し、独自の工夫と熟練の技で立ち向かいました。細部にわたる溶接変形対策を講じることで、お客様の求める高精度を実現しています。

【匠の技が光る】精密な溶接手順と品質へのこだわり

このアルミフレームは、接合箇所全てを連続溶接で仕上げています。使用した溶接機はPanasonic YC-300BP4。交流電流120A、交流周波数200Hzという条件で、最適な溶接を行いました。シールドガスにはAr+He、タングステンは純タングステン2.4mm、溶加棒は1.6mmと2.4mmを使い分け、材料の特性を最大限に引き出しています。

具体的な製作手順は以下の通りです。

  • まず、角パイプをゼロカットで購入しました。寸法の精度を極限まで高めるため、ここからが私たちの腕の見せ所です。
  • 次に、各端面にエンドプレートを丁寧に溶接します。ここでも変形対策が重要になります。
  • そして、フレームの強度を保つために梁を入れ、慎重に溶接していきました。
  • 溶接後は、サンダーで溶接ビードをカットし、滑らかで美しい仕上がりに。見た目にもこだわっています。
  • 最後に、最も重要な工程の一つ。浸透探傷試験によって、溶接欠陥が一切ないことを徹底的に検査しました。品質への妥協は一切ありません。

「小さい上に薄いから、組みにくい部分もあったな…」と、担当者も振り返るほど、細かな作業が求められました。しかし、困難な状況だからこそ、私たちの技術力が光ります。最終的には、お客様にご満足いただける高品質なアルミフレームを無事製作することができました。

【お客様の「困った」を「できた!」に】私たちが選ばれる理由

私たちは、今回ご紹介したアルミフレームのような薄物溶接だけでなく、ステンレス、アルミ、チタン、ジュラルミンといった多様な金属の板金加工や溶接に対応しています。長年の経験で培ったノウハウと、最新の設備を組み合わせることで、お客様のどんな複雑なご要望にもお応えします。

「他社では断られた…」「こんな加工は無理だと言われた…」そんな時こそ、ぜひ私たちにご相談ください。技術的な難易度が高い案件ほど、私たちの真価を発揮できます。お客様のビジネスの成功のために、高品質な製品をお届けすることを約束します。

私たちの技術力や実績にご興味を持っていただけましたでしょうか?どんな些細なことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。お客様の理想を形にするため、全力でサポートさせていただきます。

 

アルミ角パイプ溶接構造物

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