溶接管理技術者経営ブログ

チタン配管溶接技術事例(改修)

ものづくりだより275号
おはようございます。溶接管理技術者の上村昌也です。

今日はチタン配管溶接加工品のご案内です。

チタン溶接技術

材料

TTP340配管用チタン(2種)

TP340 配管用です。前回同様のパイプです。

工法

 

今回はニップル形状を変更しまして,前回使ったパイプを改修しました。
変更点はニップル部分です。

溶接法

今回もバックシールド(アルミ箔)を使いチタン溶接に必要な
大気からの遮断をコントロールします。

内部にバックガスを均一に充填できる様に供給経路にも
ひと工夫。(これが大切!)

このジグさえしっかり出来ればあとは慎重に溶接を進めば、
コンタミネーションがない
健全な溶接が出来ます。

隅肉溶接部にもバックシールドをして健全な溶接を目指します。

まとめ

 

ニップル部分とブラケット部分を取り外し新たに機械加工した部材と
板金部品を溶接しました。

取り外しに固定した機械で切断ができなかったために
グラインダーにて切断しました。
チタンは切れ味の良い砥石でないとなかなか切断ができません。

今回使用した、ドイツ製PFERD(フェアード)社の砥石です。
少し紹介させて頂きます。この砥石めちゃめちゃ切れます。本当です。
国産の砥石では、チタンを切断するのはひと苦労するところ
この砥石ですと、すーと砥石が切れ込んで行き、スムーズに切断が可能です。
おすすめです。

溶接後耐圧試験も希望されましたので、要求通りの水圧2.5Mpa
にて圧力試験をしました。

チタン配管溶接技術と圧力試験のやり方

チタン溶接用治具公開します!

 

チタン配管溶接技術事例(改修)

 

こちらの画像は改修前の前回の画像

同じく

 

日本チタン協会さんのホームページのご紹介

http://www.titan-japan.com/

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