溶接管理技術者経営ブログ

必続【溶接技能資格再評価試験】

こんにちは!溶接管理技術者 アルミ溶接士の上村昌也です。
受験者必読!!

【溶接技能資格再評価試験】

本日受験しました。

受験地

受験地は、長岡京にあるポリテクセンター京都です午前9時30分から
始まりました。

受験科目

今回の受験科目はT-1です。Tig溶接でSS400 t=3.2mm 板を、
下向き、横向き、縦向きに溶接します。アルミ溶接士ですが
SSも受験します。

要領

各々が試験開始の時間まで仮付けを行い、検査員に仮付けの状態を
チェックしてもらい問題がないようでしたらピンク色の印をもらい
本付け溶接に進めます。
(ルート面の最小寸法にあっているか判定されます。)

 

必殺前乗り(ここ絶対読んでください)

私の場合、試験前日に試験会場に出向き、試験材を引取
社内で仮付けまですませました。(これOKです!)

なぜ前日にすませたかは、当日朝の仮付けでは、溶接ブースが混雑していて
順番がなかなか回ってこず、慌てて仮付けを済ませないといけない
事が有ります。これだけで時間をとって、焦って本番がうまくいかない事も
ありますし、仮付時にも試験官が確認して、やり直ししている方もたまに
見受けられます。

そうなると益々焦って頭が真っ白!状態です。

説明

溶接試験開始前に全員が集合場所に集まり、日本溶接協会の試験官が
諸注意事項の説明があります。(結構長いです。疲れます!)
長い説明が終わると試験開始です。受験番号順?指定の時間に
自分が溶接を行うブースに進みます。

今回は一番でした。(ラッキー!)

試験開始

各溶接機パラメーターを確認後溶接を開始します。
ちゃんとできれば溶接機(トーチ)をもとどおりにして次の
指定場所で試験官に刻印を打ってもらい終了です。

判定基準

検査項目は、先ず外観試験です。(当日受験生が全て終了後
協会関係者のみで判定されます。)

これは目視試験(ビート形状)とビート高さ3mm(余盛り)
ビート幅、裏波高さ更には角変形を測定されます。
外観試験をクリアすると曲げ試験に移ります。
表裏ビートをカットして指定位置40mm幅に切断後
溶接部の曲げ試験を実施します。

曲げ試験後、欠陥が見つからなければ合格です。

 

まとめ

この検定試験は、裏波さえしっかりでていれば、問題なく
クリア出来ます。練習では裏波がでるのに本番ではでなかった!
試験会場ではこのようなケース見かけます。その場合の処置方法も
予め試験監督官に訪ねておく事です。自分でシュミレーションしておけば
慌てずに対応出来るはずです。特に縦向けは裏波がでにくいです。

と、言う事でいつもながら結構緊張しますが、今回も問題なくクリア
出来ました。結果は約1ヶ月後郵送で届きます。

不安を取り除く治具はこれ

不安を取り除くそんな溶接試験用治具があったらいい!バックシールド治具TN-F

【アルミの溶接に関するご相談は】

アルミの溶接部品、構造物を主に製作しています。
きめ細かな丁寧なもの作りを心がけています。
お問合せはホームページから出来ますので
よろしくお願い致します。

JIS Z 3811 アルミ溶接検定受検
JIS Z 3410 溶接管理技術者1級,2級受験のお手伝いも
させて頂きます。

株式会社上村製作所 溶接管理技術者、アルミ溶接士 上村昌也

 

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP